次の5つの日本人に多いトラブルのうち、あなたはどれを解消したいですか?
あなたに質問します。
日本人に多いこれらの悩みの中で、あなたに当てはまるものはなんですか?
- 同僚や友達と上手く接することができない
- 人前で堂々と立てない
- 自分の体型が好きではない、またそれを他人に指摘される
- 彼氏・彼女が欲しいのにできない
- 自分のことを好きになれない
いくつ当てはまりましたか?
そしてこれらの悩みを解決しようと思うなら、
解決方法はすべて同じ、1つの答えです。
その解決方法は一体何なのか?
それを、強迫神経症の悩みを抱えていた、一人の男性を例に説明していきます。
秋田真さんはこのような方でした。
彼は両親が公務員で、どこに出ても恥ずかしくない立派な大人になるように、厳しく育てられていたのです。中学生までの間は成績も良く、高校では県一番の進学校に入学しました。同級生の多くは医者の子供で、当たり前のように医学部志望者ばかりだったためか、真さんも両親から医学部進学をするよう、強いプレッシャーをかけられていたのです。
真さん自身はなぜ医学部に行くべきなのかもわからず、どうせ自分なんかダメだという気持ちでしたが、言われるがままに勉強。そう、真さんはこのとき、自分のことが全く好きではなかったのです。
結局真さんは地元から離れた大学の看護学科に入学しました。やっと親元から離れられたものの、看護師になりたかったわけではなかったため通学がきつくなり、その大学の哲学科に編入することになったのです。そのまま大学院まで進学し卒業。唯一興味を持ったのは「妊娠中絶の可否」についてだったため、産婦人科医や医者になってもいいと考え始めました。そこで初めて、彼の意志で医学部受験を決意しました。
しかし、ここで問題が起きたのです。受験勉強を再開すると手の震えがおさまらなくなってしまいました。病院に行くと、「強度の強迫神経症」と診断されたのです。そこから調子が悪くなっていき、ベッドから起き上がれない、勉強もできない、そして実家を頼る気にもなりませんでした。
このどん底状態の時に彼は ”ある筋トレの本” と出会い、ジムに通うことを始めました。最初は挙がらなかったベンチプレス30kgも挙がり、10kg刻みで重くしていくことで記録を伸ばしていったのです。
この小さな成功体験が積み重なって、真さんは達成感・自己肯定感を感じられるようになりました。体重も50kgから72kgまで増加し、体調も徐々に優れていきました。ベンチプレスで伸び悩んだ時期は、限界突破の糸口を粘り強く探す忍耐強さを身につけて、その強さは勉強にも生かされているのです。
現在彼はメンタルの不調に苦しむ人たちの助けになれるよう、心療内科医を目指しています。そして、また両親にも会えるように。
彼の人生はどこから
好転していったのでしょうか?
それは、「筋トレ」です。筋トレをすることで小さな目標を少しづつ達成していき、その積み重ねが彼の勉強のモチベーションへとつながっていきました。さらには、
「挙がらないベンチプレスを挙げれるようにする解決の糸口を見つける」
というプロセスが、勉強にまでつながることを教えてくれています。
きっかけとなった本とは何か?
それはTestosterone氏の著した
『筋トレは最強のソリューションである』という本です。
この本はなんと13万部もの大ヒットを記録しました。
なぜ彼の言葉に人は心打たれるのか?
この本は、認定ストレングス&コンディショニングスペシャリストの久保孝史氏との共著です。彼は数々の論文をもとに、筋トレが心身にどのような効果をもたらすのかを示してくれています。
そして筋トレとは、筋肉だけでなく、精神的にも良い影響を与えることがわかってきました。
というのは、2000年から今までの間に筋トレについての研究報告は爆発的に増えているからです。現在の30代や40代の方が教えられてきた筋トレに関する知識が、今になって間違っていたことが数多く判明しています。
筋トレにはどんな良い影響があるのか?
①死亡率が20〜30%低下
Ruizらの研究で20〜82歳を対象にした、筋力レベルと死亡率の関係について調べました。すると筋力レベルの高い人は、筋力レベルの低い人に比べて死亡率が20〜30%低下したのです。若者だけでなく、高齢者であっても同じ効果が得られるので、あなたがいくつであっても、諦める必要はありません。
②やる気・闘争心を向上
筋トレをすると分泌される「テストステロン」というホルモンが、やる気・闘争心を向上させるはたらきがあるのです。あなたも私と同じように、今まで仕事や勉強に取り組もうとしても、やる気が出なかった経験があるでしょう。あなたはそれを筋トレによって改善できます。
③自己評価が向上
Velezらは、16歳前後の28名の男女を対象に、筋トレをする群と筋トレをしない群に分けて自己評価について研究しました。すると、筋トレをする群はそうでない群に比べて、筋力向上だけでなく、自分自身と自分の体に対する自己評価が有意に向上したことがわかりました。
また、Heiestadらは、18〜65歳の肥満気味の女性143名を対象に、A群(ボディパンプという筋トレプログラムを行う)、B群(パーソナルトレーナーをつける)、C群(自己流で筋トレをする)、D群(何もしない)に分けて研究しました。すると、B群とC群自己評価がアップしたのです。C群に関しては自己流のため、筋肉に効果を与えているのかわからないのに、です。
つまり、筋トレが正しいか否かは問題ではなく、筋トレをすることであなたは自己評価をあげられるのです。
④「希望」が増加、「ネガティブな気持ち」は低下
Ericsonらは65歳以上の女性32名を対象に、筋トレがポジティブな感情に及ぼす影響を研究しました。すると筋トレをするグループは統計的に有意に「希望」が増加し、「ネガティブな気持ち」を指し示す指標は有意に低下しました。つまり、筋トレをすることで、あなたは自分に希望を見出せ、マイナスの感情も軽減できるということです。
⑤美容効果
Langbergらは20歳前後の男女にコンバットトレーニング(ブートキャンプ)をしてもらい、Ⅰ型コラーゲン(皮膚の弾力や強度に関与するもの)について研究しました。すると、Ⅰ型コラーゲンの生まれ変わりの指標が有意に増加していたのです。あなたがもし肌荒れを気にしているとしたら、サプリメントではなく筋トレによって体の中から解決できるのです。
また、あなたが今まで筋トレについて教わってきた知識は、本当に正しい知識と言えますか?例えば、、、
①「筋トレをすると体が硬くなる」→ウソ
Mortonらの研究で、筋トレを5週間以上続けると、ストレッチと同等かそれ以上の柔軟性獲得の効果があると結論づけています。つまり、あなたが柔軟な体にしたいのなら、ストレッチよりも筋トレをする方が効率は良いということになります。
②「プロテインは太る」→ウソ
プロテインは牛乳や大豆、牛肉などが材料で、そこに様々なビタミンや甘味料を加えたものです。むしろ毎日とる方が栄養バランスが整います。
また、あなたは「プロテインを飲むと「腎臓がやられる」なんて言葉を聞いたことはありますか?その言葉もウソです。腎臓に悪影響は及ぼしません。
③「筋トレをすると身長が伸びない」→根拠なし
あなたも小さい頃にはよく言われたのではないですか?実は筋トレが身長の成長を止めるような研究は発表されていません。もしあなたのお子さんがいるときや子供に教える立場の方なら、この事実は伝えてあげてください。
筋トレの身体への良い影響、そして多くの常識と化した間違った知識をかいつまんで紹介しました。あなたが最初の5つの悩みのいずれかを持っている、もしくは人生を変えたいなら、今この本に投資することが絶対です。今読まなければ、あなたはただ遠回りをしてしまうことでしょう。
『超 筋トレは最強のソリューション 筋肉が人生を変える超科学的な理由』
価格はAmazonで¥1,408、Kindle版で¥1,267です。
久保氏は113の論文をもとに、筋トレの効果を証明しています。無責任な言葉など一切使っていない、タイトル通り「超科学的な」内容になっています。
あなたは今までに悩みを解決するときに、サプリメントを買ったり、難しい自己啓発本を読んだりしていたのではないですか?
実際にそれがあなたの悩みを解決しましたか?できなくても無理はありません。当たり前のことなのです。なぜなら自己啓発本の多くは、成功した著者の歩んだ道を書いているだけであったり、実際に行動に移すには難しいことが多いからです。
ただ、この本は単純明快、「筋トレをしなさい」これしか言っていません。それなのになぜ人々は心から納得するのか?それはあなたがこの本を読み終わってからわかります。
もしあなたが今から変わろうとしているなら、、、
おめでとうございます。
一緒に人生を変えていきましょう。
P.S. 今回の研究の引用元はすべて『超 筋トレは最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由』です。
*1:Testosterone:1988年生まれ。学生時代は110キロに達する肥満児だったが、米国留学中に筋トレと出会い、40キロ近いダイエットに成功する。大学時代に打ち込んだ総合格闘技ではトッププロ選手と生活をともにし、最先端のトレーニング理論とスポーツ栄養学を学ぶ。現在はとあるアジアの大都市で社長として働きつつ、筋トレと正しい栄養学の知識を日本に普及させることをライフワークとしている。
*2:久保孝史:1990年生まれ。大学施設のトレーナー、ラグビー部のS&Cコーチを経て、現在は都内の大学バスケットボール部S&Cコーチ。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士後期課程に在学中。保有資格はスポーツ科学修士、認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS)。